介護ドライバーの仕事内容と必要な資格

デイサービスなど、日帰りサービスを受けている利用者の送迎を行っている人を介護ドライバーといいます。
介護ドライバーの仕事内容は、朝利用者の自宅に迎えに行き、サービスなどを受け終わった後に、再び自宅まで送り届けるのが仕事です。
しかし、仕事内容はそれだけではなく、空き時間に清掃や雑務、レクの準備や食事の配膳などをする事業所もあります。
また、利用者だけではなく、介護スタッフなどの送迎も行っているところもあります。

送迎に関しても、ただ送迎するだけではなく、朝自宅に迎えに行ったときに利用者の状態を確認したり、家族からなにかいつもと違ったことや、注意することなどがあれば話を聞いて介護スタッフに情報を共有しなくてはいけません。
更には、介護サービスを受ける高齢者の送迎になるので、高い運転スキルは勿論のことですが、気遣いが必要です。
運転中も、体調はどうか、車内の温度は適切か、シートベルトが苦しくはないかなど、こまめに声かけを行います。
更に曲がる時は「曲がります」止まる時には「止まります」と声を掛けます。
こうした声かけやコミュニケーションは、利用者に安心感を与え、信頼に繋ります。
介護ドライバーになるために必要な資格に関しては、普通自動車一種免許です。
送迎といっても、タクシーとは違い二種免許は必要ありません。
また、AT限定の免許しか持っていなくても、採用している介護施設はあります。
このように、介護ドライバーは利用者の送迎だけではなく、高い運転スキルと気遣い、コミュニケーション能力が必要です。